コト助くん
コトハちゃん
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映画・舞台・アニメなどの評判を調べていると、たまーに「ケレン味」って見る事がありますよね。
この言葉は色々なニュアンスがあるので、使い方には注意が必要です!
なので、この機会に意味や使い方を覚えていっていただければと思います。
今回の記事では、ケレン味の意味や使い方、ケレン味の由来や元ネタをお伝えしていますので、ぜひ参考にしてください!
ケレン味(けれんみ)の意味とは?
さて、映画の感想や雑誌などでも見る事があるケレン味(けれんみ)とはどういう意味なのか?
さっそく見ていきましょう!
ケレン味の意味としては
- ハッタリ
- ごまかし
を利かせた演出のを指します。
基本的にケレン味というのは「演劇や芸術作品」などの演出で、誇張されたりしている作品を指す言葉。
また、元々の意味はネガティブな意味としては「邪道・正統派ではない」演出の意味として使われていました。
しかし、現在では映画やアニメ・漫画などでフィクションならではの
- ワクワクする表現
- 意表を突いた演出など
昔は邪道と思われていた表現などを今では褒め言葉として、
「ケレン味が効いてる」
と言うようになったんですよ。
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なので、このケレン味というのは「ハッタリやごまかし」自体を指すというより、作品の中での演出での表現に対して使う言葉なんですよ。
さて、ここまででケレン味の意味は、なんとなくイメージできたでしょうか?
次の章で、具体的な例文を使って詳しくお伝えしているので、そちらも一緒にチェックしていってください!
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ケレン味の使い方!正しく使うには?
ケレン味のない
例えば「ごまかしたりハッタリなどのがない」という作品を見たときは。
◆小説の場合
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この場合は、嘘偽りや俗受けを狙った「いやらしさ」がないという意味で使わます。
この場合は、一般受けを狙ってなくて正統派な作品だねという褒めことばとして使われています。
映像作品の場合
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このように褒め言葉で使われない時もあるんです。
この場合は、「正統派だけど面白みが無い」と言う意味で使われている事がわかりますよね。
なので、使うときは間違えて使わないようにしてくださいね!
では、次は違った使用例を見ていきましょう!
ケレン味があふれる
ケレン味は「ごまかし、ハッタリ」と言ったネガティブな意味でしたが、褒め言葉としても使われる事が多いんです。
さて、この使用例は先ほどのケレン味の無いと真逆の意味になるので、こちらの具体的な使用例も一緒に見ていきましょう!
◆舞台を見たとき
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この場合は、意表をつく展開があった舞台=ケレン味があふれる舞台として使われています。
また、役者さんも他の人と違う魅力がある=ケレン味という意味なんですよ!
また舞台や映画の評論家などが、
- ケレン味あふれる大芝居だった。
- ケレン味あふれる名演出です。
などと紹介していることも多いので、事の時は粋な演出だったのような意味合いで使われています。
この他にも、ケレン味の使用例をいくつかまとめたのでさらっと見ていきましょう!
他の使用例
他にもケレン味〇〇として使用例がたくさんありますよ〜。
◆他のケレン味の使用例
- ケレン味の利いた作品
- ケレン味が欠けている作品
- ケレン味たっぷり
大げさ、わざとらしいなどの意味合いでも使われる事が多いです。
アニメなどに使われる時は、視覚に訴えかから映像と言う意味の褒め言葉で使われていますよ!
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ケレン味の意味や使い方を見てきましたが、この言葉の発祥ってなんだかわかりますかー?
実は、あの日本の伝統芸能の専門用語的な感じだったんですよ!
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ケレン味の由来や元ネタって?
この言葉は、元々舞台の専門用語として使われていた言葉なんですよ。ここまでお伝えした通り、今でも作品に対して使われる名残はありました。
実は、このケレン味という言葉は歌舞伎の世界で使われていた言葉。
歌舞伎で、宙吊りのような大掛かりな仕掛けを使う演出などを、邪道なものとして「外連」と呼ばれていました。
それが次第に他の舞台にも使われて一般的にも用いられていった事が由来。
歌舞伎が由来の言葉といえば「テレコ」という言葉も、この歌舞伎の舞台が由来のようですよー。
参考:テレコの意味とは?方言?アパレル用語?語源まで一発チェック!!
気になった方は、以上の記事も参考にしていただければと思います。
◆ケレン味の漢字
ケレン味というのは、漢字で外連味(けれんみ)で表記されています。
ちなみに、これは当て字ですよ!
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まとめ
コトハちゃん
◆ケレン味の意味
- 作品おなかの演出ではったりやごまかし
- 作品を盛り上げるウソや大げさな表現や演出
◆ケレン味の使い方
- ケレン味があふれる
- ケレン味の無い
- ケレン味が欠けている
- ケレン味が利いている
◆ケレン味の由来や元ネタ
- 歌舞伎の世界で、空を飛んだり大掛かりな仕掛けを施すことを
- 邪道なものとして「外連」と呼んでいたことから
- ハッタリやごまかし全般をそう呼ぶようになりました
さて、ここまでケレン味について見てきましたが、どうでしたかー?
使い方としては色々な意味合いで使っている事が多かったですが、褒め言葉として使うのが良いんじゃ無いかなー?と思いますよ!
例えば「ケレン味があって良かったね!」って感じですかね。笑
では、明日から作品のケレン味に注目して言っていただからだと思います!