すこぶる(頗る)の意味と使い方!実は真逆の意味が2つ!?

コト助くん

今日、すこぶる元気だわ〜
ねぇ、そのすこぶるってどういう意味なの?

コトハちゃん

コト助くん

え!?意味は…。知らないで使ってたよ!笑
そ、そうなんだ!笑。じゃあ、今日はすこぶるの意味や使い方を見てみようか!

コトハちゃん

 

すこぶるって年齢問わず使っている人がいますが、意味って意外と知らない人が多いんです。

それもそのはずなんですよ!

この「すこぶる(頗る)」の意味は、2つの真逆の意味が存在しているからなんです。

なので、使うときはちょっと間違うと、変に受け取られるかも知れませんからね〜。

 

というわけで今回は、すこぶるの意味や使い方すこぶるの語源や由来なと掘り下げてお伝えしています!

気になっていた方は、ぜひ参考にしてください。

すこぶる(頗る)の意味とは?

すこぶるは漢字で頗ると書きますが、この言葉には2つの意味が存在しています。

頗るの2つの意味は、それぞれ真逆の意味だったりするので、使うときはちゃんとした使い分けが必要ですよ〜!

 

では、さっそく意味を紹介していきますね。

すこぶるの意味は、

  1. 非常に、たいそう
  2. 少し、いささか

となっています。

どうですかー?

本当にすこぶるの2つの意味は真逆となっていますよね!

なので、前後の会話や表情などで「すこぶる元気」と使っても、意味が真逆になってしまうというわけです。

すこぶるを使うときも、相手の話を聞くときも難しいね!

コトハちゃん

コト助くん

んー、ちゃんと使い分け出来るか心配だ…

たしかに、使うときも難しいし相手が使ったときも見分けるのが難しいよね〜。

次の章で使い方を会話形式の例文で紹介してるので、参考にしていただけるとイメージ出来ると思いますよ!

 

コト助くん

さて、次はすこぶるの使い方を例文で見ていこう!

おすすめ記事

すこぶるの意味と使い方を例文で!

すこぶる元気な女の子

さて先ほどお伝えした意味は2つありましたが、良く使われるのは「非常に」という意味で使われています。

一般的に使うときは、

「すごく〇〇、めちゃくちゃ〇〇」=「すこぶる〇〇」

というイメージです。

逆に、「少し」という意味では国語の授業では使われていますが、日常会話ではあまり使われていない印象があります。

 

では、どのように使われているのか?具体的な例文を見てイメージしていきましょう!

 

例文①

◆友達との会話で

コト助くん

コトハちゃん!今日、なんだか元気だね?
うん!なんでか分からないけど、すこぶる元気なんだー

コトハちゃん

コト助くん

すこぶる元気って、そんなになんだ!笑

こんな感じで使えば大丈夫です!

この会話では見ていただければわかる通り、「すごく・非常に元気」=「すこぶる元気」という意味で使われていますよね?

他にも使うときは基本的に「すこぶる〇〇」のように使う人が多いです。

 

例えば、

  • すこぶる気に入った=非常に気に入った
  • すこぶる疑問に思う=すごく疑問に思う
  • すこぶる迷惑だ=すごく・非常に迷惑だ

上のように使うのがいいんじゃないかと思いますよ。

さて、すこぶるにはもう1つの意味がありましたよね。

日常では聞かない意味の使い方ですが、こちらも念のためにチェックしておいたほうがいいですよ〜。

じゃあ次は、もう1つの例文を見ていこうか♪

コトハちゃん

オススメの言葉

 

例文②

◆逆の意味で使うなら?

コト助くん

昨日は、元気だったのに今日はあんまりだね〜
そんなことないよー。頗る元気だよ。

コトハちゃん

コト助くん

まぁ、そういうことにしておくよ!笑

 

これは先ほどと同じような例文となっていますが、意味は変わって来ます。

この場合は「まあまあ元気、少しは元気」=「頗る元気」という意味で使われていますよね。

この意味で使われるのは、古典文法として授業とかでした聞かないかも知れませんけど…。笑

 

これは次の章でお伝えしていますが、元々はこの意味が正式だったようですから。

んー、すこぶるの語源って何なのかなぁ?

コトハちゃん

良い質問が来ましたね〜。

これはすこぶるの「すこ」と「ぶる」それぞれに意味がある言葉の組み合わせなんですよ。

コト助くん

せっかくなので次は、すこぶるの語源と由来を見ていこう!

関連記事

すこぶるの語源や由来って?

では、頗るの語源や由来はどのような物なのでしょうか。

頗るは「すこ」と「ぶる」で意味があって、

  • すこ…少しの語源の「すこ」の意味。
  • ぶる…大人ぶる・もったいぶるのそれらしい様を指す「振る」という意味。

となっています。

◆すこぶるの意味は変わった?

しかし、時代が中世ごろになると意味が真逆の「大きい」と言った意味にも使われるようになっていきました。

変わった原因は解明はされていないけど、漢文で使われていたことから意味がこんがらがっていった事が考えられるようです。

昔は、今ほど教育機関があった訳ではないので、独自の意味で使ってしまったのかも知れませねー。笑

コト助くん

こっちが本来の意味だったら、使わなくても覚えておいたほうがいいよね!
そうだね♪聞かれた時に答えられないと、知ったかぶりと思われるし。

コトハちゃん

さて、ここまですこぶるの意味や使い方、語源などを見て来ました。

ボリュームが多かったので覚えてますかー?

最後に今回の内容を簡単にまとめたので、忘れないうちにおさらいしていきましょう!

まとめ

じゃあ、最後は一緒におさらいしていきましょう!

コトハちゃん

◆すこぶる(頗る)の意味とは?

  • 少し、いささか
  • たいそう、非常に
  • すごく〇〇、めちゃくちゃ〇〇

◆すこぶるの使い方

  • すこぶる元気=すごく元気
  • すこぶる〇〇という感じて使う。

◆すこぶるの語源・由来

  • すこ…少しの語源の「すこ」
  • ぶる…大人ぶるなどのその様子を指す振る」という意味

※元々は、この語源のように少しという意味で使っていました。

今回は、すこぶるの意味や使い方を見て来ましたが、どうでしたかー?

コト助くん

使ったことがあったけど、意味知らなかったから知れてよかったよ!
そうだね。何となく知ってるけどちゃんと知ってない言葉って多いから。笑

コトハちゃん

では、明日からこの言葉を「すこぶる使ってくださいね〜」=すごく使ってくださいね〜!