コトハちゃん
コト助くん
コトハちゃん
コト助くん
「ひよる」といえば、SNSなどのネット上で見かける事があると思います。
ちなみに、漢字で書く「日和る」とカタカナの「ヒヨる」も、同じ意味だと思っていただいても大丈夫ですよ。
使った事がない言葉って、意味も使い方もわからないしみんな知ってるから、聞くのも恥ずかしかったりしますよね。
でも、知ったかぶりをして間違えるのも嫌です。
なので今回は、日和るの意味や使い方と例文、この言葉の語源や由来についても掘り下げてお伝えしていきたいと思います!
日和る(ひよる)の意味とは?どこかの方言?
まず初めに「日和る(ひよる)」についてはどこかの方言でなく、政治用語から若者言葉に変わっていった言葉です。
では、一体どういう意味があるのか見ていきましょう!
日和る(ひよる)は、
- ビビる
- 怖気づく
- 日和見するの略(有利な方に付こうと、様子を伺うこと・自分の考えでなく優勢な方に付くのと)
です。
ひよるの本来の意味は、3の日和見するの略で政治関係で使われていた言葉です。
このように、
「長いものに巻かれる、日和見主義」=「自分の考えを言えない・行動できない、臆病な人」
という意味になったと言われています。
日和る(ひよる)の語源や由来については、後半で詳しくお伝えしているので、そちらに任せるとします。^ ^
少し話が逸れてしまいましたね。
先程は、日和見するの略だとお伝えしました。
しかし、最近は若者が「ビビる」などの意味合いで使っている事が多いからか、「ひ弱になる」の略となりつつあります。
ここまでの内容を一旦まとめると、
本来は日和見する「自分の考えでなく、有利な方に付く」という意味の政治用語だった。
最近では、若者言葉として「怖気付く、ビビる」=「ひよる(ひ弱くなる)」という風に変わっていった。
このように考えておけば大丈夫だと思います。
まぁ、使っている人を見ていても「ビビる・怖気付く」という意味で使っているとが多いです。
さて、これでひよるの意味は大丈夫でしょうか。
しかし、意味はわかったけど、
「どうやって使うの?」
という方も多いと思います。
せっかくなので次は、ひよるの使い方を例文と一緒に見ていきましょう!
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ひよるの使い方を例文で解説!!
日和るは、漢字で書くとかも多いけど「ひよる、ヒヨる」高くほうが多いので、SNSなどで使うときはこちらを使った方がいいです。
まぁ、会話してる時に口頭で使うなら、意識しないでも大丈夫ですけどね!
では、1つ会話例を用意しているので、イメージしながら読んでいってください。
◆バイト先の話編
コト助くん
コトハちゃん
コト助くん
ぶっちゃけ、バイトよりも仕事遅いじゃん!
でも、この前オーナーが来た時めちゃくちゃヒヨってたよ?
コトハちゃん
コト助くん
自分より上の立場があると日和るタイプか。
この会話では、
「ヒヨッてた」=「ビビってた」、「〇〇時にひよるタイプ」=「〇〇の時に怖気付くタイプ」
という意味で使われています。
使い方としては「ヒヨッた」「日和ってる」など「日和・ヒヨ・ひよ」の後に、言葉を状況によって変えます。
過去形だったら「昨日、〇〇はお化け屋敷で日和ってた。」みたいな感じです。
さて、ここまでの内容は簡単だったのでOKでしょうか!
では、他にも例文を用意しているので、ここまでの内容を踏まえてチェックしていきましょう!
例文
- あの政治家は、すぐに日和る。(自分の考えでなく、優勢な方に付いた)
- 昨日、お化け屋敷が有名な遊園地に行ったのに、友達がヒヨッて入らなかった。
- てめぇ、日和ってんじゃねーぞ!→お巡りさんこっちです。
以上がひよるを使った例文となっています。
ここまでで「ヒヨる」の使い方は大体イメージ出来たでしょうか。
この言葉の意味のところで、日和るは元々は政治用語だという話がありましたよね?
実は、それ以前は全然違う言葉だったりします。
この言葉は時代によって、、意味合いが少しずつ変わって行った言葉なので。そのストーリーを見ると面白いですよ!
せっかくなので次は、日和るの語源や由来について見ていきましょう!
日和るの語源や由来とは?
初めの方でもお伝えしましたが、元々は日和見という言葉でした。
これが変わっていくには、時代の背景が大きく関係しています。
さっそく、言葉の成り立ちから現代の意味に変わっていった、ストーリーを見ていきましょう!
この日和見とは、航海の時に天気の様子を見て、出航するかどうか?を決める行為「日和を見る」→「日和見」となりました。
これが転じて、「成り行きを見て、良い方を選ぶ」という事を意味するようになりました。
さらに、この言葉が「ビビる、怖気付く」と転じたのは、1970年代の学生運動の時に「日和る」と変わっていきます。
自分の考えを主張をしない又は曲げて、意見が多い方に付く事をさして、「ひ弱」と掛けて「日和る」という言葉に変わった。
今でもビビりという意味が残っているのは、学祭運動の名残かもしれませんね。
以上がひよるの言葉の語源と由来となっています。
時代がたつにつれて意味合いが多いか変わっていきましたが、昔の学生運動から残っているって不思議ですね。
でも、日和るって漢字を知らなかった人も多いかもしれないけど。
最後に今回の内容を簡単にまとめたので、一緒におさらいしていきましょう!
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まとめ
コトハちゃん
◆ひよるの意味
- ビビる・怖気付く
- 自分の考えでなく、優勢な方に付く事。
◆ひよるの使い方・例文
- 日和ると漢字で書くのではなく、「ヒヨる、ひよる」と書く事が多い。
- 例文:怖い人が来るとヒヨる。
◆日和るの語源と由来
今回は「ひよる」の意味や使い方、語源などを見て来ました。
コトハちゃん
コト助くん
僕も、言葉の意味は知っていたけど歴史の教科書とかになってる学生運動が、今の意味の由来とは驚いたよ!
コトハちゃん
コト助くん
では、今回の言葉マップこれにて!
最後まで読んで頂きありがとうございます。^ ^